その日のうちに、約束を取り付けていました。 | ほぼ日刊 埼玉不倫パートナーズ

その日のうちに、約束を取り付けていました。

無料の出会い系サイトで、どんな募集をしたか、その時は教えてもらえませんでした。

後から聞いた話ですが、
「最近エクスタシーを知った主婦です。以来、セックス大好きになっちゃいました。もう主人じゃ満足できません。巨乳の私を満足させてくれる巨根の不倫相手を募集します」
という掲示を、私の名前でしたのだそうです。

(そんな文面だったことを知って、あとからものすごく怒りましたが、カナコは笑って謝るだけでした)

カナコは、すべて私になりすまして、私の不倫相手を探したのです。

そして、後日連絡がありました。

「ヒトミ!ぴったりの男が見つかったわよ!年齢は24歳、自分で自分のことを巨根だって言ってる変態。でもね、見た目はすごくかっこいいよ!それに、ちゃんとした銀行に勤めてるヒトだから、不倫だからってややこしい関係にはならないはず」

突然の連絡に何のことか分からず、聞き返してしまいました。

「一体、何の話?誰の相手だっていうの?」

「何言ってんのよ、あなたの不倫相手じゃない。出会い系で私が探してあげたんだから!明日、リリア川口総合文化センターで会う約束をとりつけたから、セクシーな服着て行くのよ!」

「ちょっと待って!いきなりそんな男性と会えだなんて…無理よ」

カナコは、私の引っ込み思案の性格を知っているはずです。男性と二人きりであって、上手く会話ができるはずがありません。

「大丈夫、私もついていってあげるから」

こうして、2対1の変則的な不倫関係が始まったのです。

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