カナコが、私の人生を変えてしまったと言っても過言ではありません。
カナコは、埼玉女子短期大学時代の友人です。
地味で、授業と家の往復だった私の学生時代に比べて、明るく美人でスタイルも良く、男子学生の憧れの的だったカナコの学生生活は、それはそれはきらびやかなものでした。
数カ月ごとに、一緒にであるく彼がかわり、私が知っているだけでも、両手の指に収まらない数の男性とお付き合いしていました。
当然、私の何倍も性についての知識・経験を持っています。
そんなカナコがなぜ私の様な地味な女と友達でいてくれるのか、昔からの疑問でしたが、学生時代はよくカナコに誘われていろんなところに遊びにいったものです。
今の主人も、カナコが当時付き合っていた彼の友人ということで、お付き合いし始めたのです。
そんなカナコも、先月、青年実業家との結婚を発表しました。
卒業以来、お互いに疎遠になっていたのですが、これを機に、またカナコが私の所に訪ねてくるようになったのです。
「ヒトミ、ちょっとやせたんじゃない?苦労してるの?」
「…苦労なんて…。私みたいな専業主婦に苦労があるわけないじゃない…」
「でも、なんとなく生活に満足していないように見える」
そんなとりとめの無いことを話しているうちに、カナコの結婚相手の話になりました。
私が、彼のどんなところが好きになったのかと聞くと、カナコらしい言葉が帰ってきました。
「彼ね、アソコが大きくて絶倫なのよ。私、毎晩5回は生かされるのよ。もう、彼なしでは生きていけないくらいの快感を与えてもらってるの」
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